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フラットバーロードにセンタースタンドを付ける(1) [自転車:フラットバーロード]

フラットバーロードのFR200には当然スタンドが付属していないので、街乗りにはちょっと不便。そこでスタンドを取り付けることにしました。

後輪ハブ付近に取り付けるサイドスタンドは不安定なので、BB付近に取り付けるセンタースタンドにしたいと思っていろいろ調べたのですが、ロードタイプのフレームのBB付近は、このように
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FDとRDのシフトワイヤーが走っており、しかもチェーンステーブリッジとシートチューブとの間隔が約10mm、チェーンステーブリッジと後ろタイヤとの間隔が約30mmと狭くなっています。クロスバイクでさえもセンタースタンドを取り付けるにはシフトワイヤーの干渉を避けるために台座を削ったりして皆さんかなり苦労しているようなので、フラットバーロードへの取り付けはさらに困難だと思われます。

ここで私が先人の皆さんのまねをしてセンタースタンドを取り付けてもネタとして人柱感に欠けるので、ちょっとアプローチの仕方を変えてみることにしました。

サイドスタンドは、左チェーンステーと左シートステーに固定するようになっています。そして、上の写真でわかるように、FR200の左チェーンステー付近にはシフトワイヤーが通っていません。そこで、サイドスタンドを左チェーンステーとシートチューブで支持するようにできれば、シフトワイヤーと干渉することなくセンタースタンドとして取り付けられるのではと思ったのです。

まず、チェーンステーへの取り付け部分の幅が、FR200のチェーンステーブリッジと後タイヤとの間隔である30mm以下のサイドスタンドを探すべく、定規を持って自転車店に行ってみると、幅30mm以下のものは全くありません。

そこで、ネットでも物色してみると、実寸は不明ですが一応30mm以下っぽいものとして、ミノウラのB-Fit:Sを発見。見た目がかなりスリムでクロモリフレームにマッチしそうなので、もしセンタースタンドとして取り付けられなかったとしてもサイドスタンドとして使えばいいやということで、注文してみました。

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取り付け部の幅は約20mmでした。

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フレームにあたる部分にはこのように保護シートが貼ってあります。

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足をカットして長さを調整します。切り過ぎた場合は、先端キャップの中にワッシャーを入れて5mm程度なら救済することができます。
(つづく)


フラットバーロードにセンタースタンドを付ける(2) [自転車:フラットバーロード]

とりあえずセンタースタンドとして付くかどうか試してみました。

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後ろタイヤとの間隔は10mm程度はあり、シフトワイヤーとの干渉もありません。

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スタンドを上げた状態で足はチェーンステー下に収まり、ペダリングに支障はなさそうです。

あとは一番上の写真で銀色の部分の、本来シートステーに取り付ける金具がねじ止めされるねじ穴を使って、どうやってシートチューブに固定するかですが、

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左側のミノウラのクランプ(スペースマウント SM-2229-2 2つ孔タイプ)をシートチューブに取り付け、右側のホームセンターで買った金具でスタンドと連結することにしました。クランプは確実に固定するために2つ孔タイプを選んでいます。
(つづく)

フラットバーロードにセンタースタンドを付ける(3) [自転車:フラットバーロード]

取り付けました。
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クランプのねじ部とスタンドのねじ部との間に段差が生じてしまったので、コの字型の金具を入れています。これら金具は現物合わせでないと寸法がわからないので、家とホームセンターを何度か往復することになりました。

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金具やクランプの強度は十分あると思いますが、そもそもスタンド自体が、前モデルのSL-27スマートレッグでも指摘されていたとおり、華奢な造りでかなりたわむので、シティサイクルのような安定感は期待できません。そのせいもあって、スタンドへの荷重を減らすべく立ち気味のセッティングにしています。地球ロックと併用すれば倒れることはないと思われます。あとは、スタンドを足ではね上げるときに後輪スポークに軽くヒットします。

しばらく使ってみて不具合があれば調整したいと思います。
(おわり)

<追記>
その後、剛性向上のために金具をL字アングルに変更し、安定性が増しました。

スタンドの脚の長さの調整法 [自転車:フラットバーロード]

実はスタンドの取り付けの際、脚の長さを調整するときに切りすぎちゃったんです。
スタンドに荷重がかかってない状態で切る長さの見当をつけてカットしたのですが、実際に荷重がかかるとスタンドにたわみが生じて、その分自転車の傾きが大きくなってしまったのです。

15mmほど不足しているようなので、ワッシャによる救済措置では到底足りません。そこで、先端キャップの底に穴を開けて、ホームセンターで買ったゴム脚をねじと接着剤で固定して延長しました。
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このとき、ゴム脚の高さが15mmぴったりのものを選ぶと、荷重で変形して15mm以下になってしまうので、少し大きめのものを選んで削りながら調整したほうがいいです。私ははじめにぴったりサイズを買ってしまったので、またホームセンターまで往復するはめになりました。

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キャップは脚にねじで固定するのですが、ねじ山がつぶれやすいのであまり強く締めることができず、キャップが回転してしまったり、脱落してしまったりするらしいので、脚のねじがあたる部分を平らに削っておきました。

一応、自分なりにベターと思われるスタンドのカット寸法の出し方をまとめてみました。
1.いろんな厚さの木の板を用意します。
2.平らで硬い地面(アスファルトやコンクリート)の上に自転車を持ってきます。
3.後ろ(カット寸法が長い場合は前後両方)のタイヤの下に木の板を敷き、スタンドを立てた状態で自転車が自立するように、板の枚数を調整します。
4.自立したら、ハンドルを左右それぞれいっぱいに切っても、自転車が倒れないことを確認します。
5.確認できたら、敷いた板の厚さの合計を測ります。これがおおよそのカット寸法になります。

私の場合は切りすぎてしまったので、スタンドの脚の下に板を敷いて同様の作業を行い、不足寸法を割り出しています。

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