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平成29年度第二種電気工事士技能試験候補問題の支給材料条件 [電気工事士]

技能試験へ向けて、平日は候補問題の複線図を書く練習、週末は実際に作品の製作という感じで勉強しています。

試験センターから公表されている候補問題には、ケーブル類がどのような長さで支給されるかについて記載がないので、試験対策情報を発信している各社は独自に予想しているのですが、実際の出題と異なっている場合もあります。

例えば、平成29年度の候補問題No.1について、ホーザンのサイトではVVF1.6mm2芯のケーブルが1700mm1本で支給されると予想されていますが、平成29年度上期の実際の出題では、VVF1.6mm2芯のケーブルは900mm2本で支給されました。

ホーザンのサイトの情報だけで練習していた人は、1700mm1本から必要な長さを順次切り出していけばいいと思っていたのが、実際の試験では、各器具につながるケーブルをどのように900mm2本の支給ケーブルに配分して切り出せばいいのかちょっと迷ってしまったはずです。40分という限られた時間の中でこのような動揺が生じるのは避けたいもの。そこで、実際の支給条件を把握するために、今年度の候補問題が過去に出題されているかどうか、試験センターのサイトで公表されている平成21年度までの過去問を調べてみたところ、

 No.1 = 29年度上期
 No.2 = 28年度下期No.2
 No.3 = 29年度上期
 No.4 = 29年度上期
 No.5 ≒ 23年度上期(負荷イとロが逆)
 No.6 ≒ 28年度下期No.6(防護管なし)
 No.7 = なし
 No.8 = 28年度上期No.8
 No.9 = なし
 No.10 = 28年度下期No.10
 No.11 = 27年度下期
 No.12 = 25年度下期
 No.13 = 29年度上期

という結果でした。出題履歴のある候補問題については実際の支給材料条件及び施工条件に基づいて作品を製作するようにしました。この出題傾向からすると、単純に確率的にいえば、下期試験にはここ9年で出題履歴がないNo.7とNo.9が出題される可能性が高いのか?

ホーザンのサイトの技能試験対策動画はわかりやすくて大変参考になるのですが、間違いと思われる箇所もあるので注意が必要です。

候補問題No.6の動画で、露出型コンセントのケーブル外装ストリップ長さが50mmになっていますが、これは明らかに長すぎで、30mm程度が適当です(露出型コンセントの単位作業の動画では30mmになっています。)。

それから、候補問題No.12の動画で、ボックスコネクタにPF管を差し込むときに、ネジを緩めてから差し込んでいますが、古河電工製のボックスコネクタはネジを緩めずにPF管を差し込むのが正解です。

一つの発信元の情報だけではなく、他の発信元からの情報も参照することも大事かと思います。
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