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ノイズ キャンセリングイヤホン TaoTronics TT-EP002 購入 [PC, AV]

通勤時にノイズキャンセリングイヤホンを使っています。

ソニーのMDR-NC33Bという有線タイプの安物(¥5,830)を5年くらい使っていたのですが、経年劣化で硬化したケーブルが首や顔に当たって鬱陶しい感じになってしまったので、買い換えることにしました。

携帯ラジオにも使いたいので有線式がほしいのですが、最近はBluetoothの無線式が主流となっていて、国内メーカで手ごろな価格の有線式となるとオーディオテクニカのくらいしか選択肢がありません。しかし、ググってみると、中国メーカであれば安価で性能もまあまあなものがいくつか発売されているようです。

そこで選んだのが、TaoTronicsのTT-EP002(¥3,999)。
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ソニーのMDR-NC33B(左)が単四電池1本駆動なのに対し、TaoTronicsのTT-EP002(右)はUSB電源による充電池駆動なので、コントローラが小型かつ軽量になっています。コントローラやイヤホン部の材質は、ソニーがもろプラスチックなのに対し、TaoTronicsはアルミ製で多少高級感があります。

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ケーブルの長さはこんな感じで、TaoTronics(下)のほうがコントローラとイヤホン部との距離が短いです。また、TaoTronicsのほうがケーブルが細いので耐久性に少し不安があります。

使用感ですが、総合的なノイズキャンセリング性能はTaoTronicsのほうが上だと感じました。スイッチを入れると電車内の「ゴーッ」という低周波域の騒音はほぼ抑圧され、音楽を聴くと、ソニーよりもダイナミックレンジが広がった印象を受けました。ただ、線路の継ぎ目の「カタンカタン」という音や、レジ袋をガサガサする音などの高周波域の騒音に対する効果はあまりないようで、低周波域の騒音レベルが低いだけに余計に高周波域の騒音が目立つことになります。これはソニーのほうでは感じなかったことです。たぶん両者のノイズキャンセリング効果の周波数特性はこんな感じになっていて、
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ソニーのほうはそこそこのノイズキャンセリング効果を広帯域で効かせているのに対して、TaoTronicsのほうは航空機の機内のような低周波域のノイズで最大のキャンセリング効果を得ることに重点を置いているものと思われます。音質はソニーよりもメリハリが利いていて元気がいい音がしますが、低音がブンブン鳴る感じがするのが少し残念です。

また、屋外で風が強いと、ノイズキャンセリングがオンの状態では風切り音を拾ってしまってかなり雑音が入ります。これもソニーでは無かったことです。それから、ノイズキャンセリングオフ時にはオン時よりもノイズレベルが上がるので音量は上げるべきだと思うのですが(ソニーはそうでした。)、TaoTronicsはオフにするとオンのときよりも音量が下がってしまうのも不自然な感じがします。

あと、コントローラにクリップが付いていないので、走ったりすると、いくら軽量とはいえ、耳に全重量が掛かってしまい結構負担です。そこで、IDカードなんかを首からぶら下げるホルダーに付いていたクリップを失敬して、接着剤でコントローラに取り付けてみました。
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これで耳に重量が掛からなくなり快適に使用できるようになりました。

文句ばかり書いてしまいましたが、総合的に見て値段の割りにノイズキャンセリング機能は高く、コストパフォーマンスに優れた製品だと思います。

<追記>
充電は、週5日、往復2時間の通勤時に使用するペースで7日くらいの持ちです。ソニーのMDR-NC33Bは単四電池1本で1ヶ月は使用できたのと比較すると管理が少しわずらわしくなりました。
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第二種電気工事士技能試験で使ったおすすめ工具類(1)-必須工具にひと工夫で時間短縮&ミス低減 [電気工事士]

本日、第二種電気工事士技能試験の合格発表があり、無事合格していました。今後受験される方のご参考までに、私が技能試験用に用意した工具類について触れたいと思います。

最初はセットものの定番、ホーザンのDK-18を買うつもりでした。受験申し込みをした6月くらいから値段をウォッチングしていると、最初9,400円くらいだったので、手持ちの工具とかぶってしまうものもあるけど、必要なものだけバラで買うのと数百円しか変わらないからまあいいかと思っていたのですが、その後徐々に値上がりし、筆記試験の時期には10,400円くらいになってしまいました。その後も値下がりする気配はなかったので(結局技能試験の直前まで同じくらいの値段でした。)、なるべく手持ちのものを利用して、必要なものだけバラで買うことにしました。

【ストリッパー】 
・ホーザン P-958 (Amazonで購入 ¥3,009)
言わずと知れた技能試験受験者必携のストリッパー。
スケールが表面にしかないので、スケールが見えない向きに持ってしまったときは持ち替えないと長さが測れません(ホーザン動画の中の人も頻繁に持ち替えていました)。そこで、裏面にもシース剥き用の50mm、100mmと、心線剥き用の10mm、20mmのスケールをペイントマーカーで書き込みました。
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それから、はじめのうちは心線を剥くときに凹んだ部分じゃないところで噛んでしまって心線を傷つけたりしたので、使用頻度の高い1.6mm用の凹部にペイントマーカーで印をつけています。
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打ち抜きの金属板を支点でネジ止めしてでできているので、ペンチのような剛性はありません。2本いっぺんにのの字曲げすると時々ぐにゃっと工具の先端がねじれて銅線がうまくつかめない感じになることがあります。また、ホーザンの動画みたいに2.0-3Cのような太いケーブルをバッツンバッツン切っていると、支点が緩んでしまうと思います。

VVF2.0-3Cのシースや、EM-EEF 2.0-2C(エコケーブル)のシース及び心線は、うまく切れずに剥きづらいことがよくあります。このとき特にシースの場合、切れていないからといってこじってしまうと心線被覆に傷がついてしまうので、引っ張っても剥けない時は、こじらずに、指やペンチでひねって被覆をねじ切るようにするといいです。

【圧着工具】 
・エビ AK17MA2 (Amazonで購入 ¥3,878)
中スリーブまで圧着可能な小型圧着工具。ホーザンの同等品のP-737よりも1,000円以上安いです。
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これもはじめのうちスリーブをはさむ凹みの位置が分かりづらかったのでマーキングしました。

小スリーブは片手で圧着可能ですが、中スリーブはハンドルが目いっぱい開いた状態から閉じるのにかなり力が必要なので、自分は両手じゃないと操作できませんでした。

【ペンチ】 
・フジ矢 1050-175 (175mm) (Amazonで購入 ¥1,737)
ケーブルの切断にはやっぱりペンチを使うべきでしょう。DK-18のようなセットものにもペンチが入っていますが、このフジ矢のペンチは、ケーブル切断だけではなくちょっと便利に使えるというのがセットものを買わなかった理由の一つです。

ホーザンの動画の方式だと、ジョイントボックス部の心線はすべて20mm剥いておいて、差し込みコネクタで接続する部分は12mmにカットするのですが、このペンチは厚みが12mmなので、刃を上向きにして下側を被覆に合わせると、2~3本まとめて簡単に12mmにカットできるのです。

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間違えて刃を下向きにしてカットしようとしたことが何度かあったので、刃の向きを簡単に確認できるように、上向きのときに手前に見える側に「12」と書いています(反対側には「0」と書いてあります。)。

(つづく)


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第二種電気工事士技能試験で使ったおすすめ工具類(2)-ナイフは電工用じゃなくてもいいよ [電気工事士]

【プラスドライバー】
ベッセル ボールグリップドライバー No.220(+2×100) (手持ち)
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これのいいところは、グリップ先端に細い部分があり、指先で早回しできること。
29年度の候補問題No.8みたいに6極端子台があると、レセプタクルと合わせて8本のネジを回す必要があるわけで、早回しできるとかなり作業が捗ります。

ただ、全長200mmと長いので、慌てていると先端がネジになかなかはまらない場合があります。そこで追加で短いドライバーを購入しました。

・ビバホーム 差替スタビードライバー (ビバホームで購入 ¥321)
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ホームセンターのビバホームのPB商品のようで、安かったので思わず購入してしまいました。
両端にプラスのNo.2とマイナスの6mmがついたビットが付属しており、別の電動ドリル用の六角ドライバービットに差替えることもできます。

手のひらでグリップを握ったまま、先端に嵌めたネジを指先でホールドできるので、ネジをネジ穴に入れて締めるという一連の作業が簡単にできます。
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技能試験本番では、レセプタクルのネジを締めるときに緊張でめちゃめちゃ手が震えて、これを使ってもなかなかネジ穴に入らなかったので、もし長いドライバーしか持っていなかったらどうなっていたことやらと思います。

あと、スタビーは長さや形状によって、グリップがレセプタクルのソケット部分に当たってしまうものもあるので、購入前に確認したほうがいいです。

【マイナスドライバー】
・8本組みドライバーセットの5.5mm (手持ち)
プラスドライバーとおそろいで持っていたベッセルのマイナスドライバーは6mm幅。しかし技能試験用には5.5mm幅がいいとのことで、どうしようかと思っていたところ、たまたま手持ちの安物ドライバーセットの中の1本が5.5mm幅だったので使うことにしました。連用枠をこじったりスイッチの配線外し穴に突っ込むのに精度は要求されないのでこれで十分でした。

【電工ナイフ】
・4徳ナイフ (手持ち)
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電工ナイフ、安いけどVVRケーブルを剥くくらいしか使い道はなく、しかもその出題確率は2/13しかないのでできれば買いたくありません。何か代用品はないかと探していたら、非常用持ち出し袋に4徳ナイフが入っていたのを思い出し、試してみたら結構うまく剥けたので、これを使うことにしました。お腹がすいたら缶詰も開けられるし、のどが渇いたらビンの栓も抜けますw。キーリングに付けているのは、技能試験練習用部材セットにおまけで付いてきたプレートはずしキーです。

右手で上向きに持ったナイフの刃の根元にVVRケーブルを乗せ、右手の親指で軽く押さえながら左手でケーブルをくるくる回して被覆に切れ目を入れます。最初は白っぽかった切れ目の色が黒っぽくなったら被覆が切れた目安。後は手でねじりながら引っ張れば被覆が抜けます。心線にはパラフィン紙が巻いてあるので、よほど力を入れてナイフに押し付けなければ心線被覆を傷つけることはないと思います。

結局本番では出番がなかったので買わなくて正解でした。

【ニッパー】
フジ矢 60S-125 スタンダードニッパ 125mm (手持ち)
弱電用なので、電線を切断するためではなく、ゴムブッシングの穴あけや、心線被覆が噛みこんだときの修正用に使用。

(つづく)


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第二種電気工事士技能試験で使ったおすすめ工具類(3)-ウォーターポンププライヤーはコンビネーションプライヤーで代用可 [電気工事士]

【コンビネーションプライヤー】
TOP工業 P-150 (手持ち)
ネジなし管ボックスコネクターのロックナットは手持ちのコンビネーションプライヤーで十分固定できました。ボックスコネクターの止めネジの頭もペンチでもねじ切ることができたので、大して使い道もないウォーターポンププライヤーを買う必要はないかと思います。

<追記>
その後排水管の詰まり修理のためウォーターポンププライヤーを買うことになったのですが、排水管修理のためには口開き40mmは必要なので(私が購入したのはTOP工業 デラックスマルチウォーターポンププライヤ。)、ホーザンの工具セットに入っているような小型のものは役に立ちません。かといって、TOP工業のウォーターポンププライヤーは全長255mm(ホーザンのは195mm)とアウトレットボックス内での取り回しには向かないので、やっぱり技能試験にはコンビネーションプライヤーを使うのが良いと思います。

【スケール】
・ステンレス定規 40cm (ダイソーで購入 ¥108)
メジャーだと万一机にテープで貼れなかった場合に困るので、ステンレス定規にしました。
ケーブル長350mmを測る機会は多いので、長さ40cmはないと不便だと思います。

【クリップ】
・ダブルクリップ 幅15mm、幅19mm (手持ち)
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幅15mmは配線2本、幅19mmは配線3本以上を仮組みするのに使用。
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ホーザンの合格クリップは使ったことはないのですが、ダブルクリップの方が配線を通す必要がないので付け外しが容易で、かつ、面ではさむので配線がばらけない点で優れているのではないでしょうか。

ダブルクリップで仮組みするようになってから、落ち着いて接続を確認することができるようになり、誤接続が減りました。

【工具入れ】
・ファブリックケース B5 (ダイソーで購入 ¥108)
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畳んだタオルの間にスケール以外のすべての工具をはさんだ状態で、余裕を持って収納できます。

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内側はビニールコーティングされていて強度もあり、108円とは思えないクオリティーです。

【技能試験練習用部材セット】
プロサポート 第二種電気工事士技能試験練習用器具+ケーブル2回用セット (Amazonで購入 ¥19,200)
Amazonで買えるセットの中では最安だったので選択。DVDとかは付いてませんが、無料の解説動画がネットで見られるのでいらないと思います。器具のメーカーは以下のとおりで、私が受験した29年度下期の埼玉で出題された候補問題No.7でも同じ器具が使われており戸惑うことはありませんでした。

 ランプレセプタクル        明工社
 露出型コンセント、ブレーカー   東芝
 差込型コネクタ、リングスリーブ  ニチフ
 PF管、PF管ボックスコネクタ    古河電工
 端子台              IDEC
 その他              パナソニック

おまけで付いてくるプレートはずしキーは器具をはずすのに便利です。また、ネジなし管ボックスコネクターの止めネジが5本付いているので、思う存分wネジの頭をねじ切る練習ができます。端子台が、6極、5極、3極と3種類すべて入っていますが、大は小をかねるので、6極一つにして値下げしてくれるともっといいんじゃないかなと思います。

以上合計すると、工具類には9,161円使ったことになり、自分好みの工具を、セットより多少安い値段で用意することができました。練習用部材セットと合わせて、28,361円、筆記のテキスト類と受験料も合わせればおよそ4万円を費やしたことになりますね。

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