7速化用スプロケット購入 [自転車:7速化]
METROを購入する際に大変参考にさせていただいた、 YAMAHONで行こう! には、DAHON OEM の6速モデルを7速化する方法もくわしく記載されています。
私もそのうち機会があったらやってみたいなと思っていたのですが、2chの折りたたみ小径車スレッドやもろもろのサイトを見ていると、どうやらMETROのような廉価版の外装変速機には"ボスフリー"といわれる時代遅れのスプロケットが使用されており、7速化用、特にトップ側を11Tにするためのスプロケット(MF-HG50-7 マルチプル・フリーホイール 11-28T)は、シマノが生産終了してしまっているようです。
そこで、7速化を実行するかどうかは置いておいて、とりあえず今のうちにMF-HG50-7を入手しておくことにしました。
欠品の店が多い中、サイクル ヨシダの通販は注文を受け付けていたので、ダメもとでポチってみたところ、タイミングが良かったのか無事注文が通り、本日到着しました。
燦然と銀色に輝く2~6速に、黒の11Tの7速が熱い走り(笑)を期待させます。が、街乗りにしか使っていない今、6速に不満を感じていないので、7速化は実現するかどうか微妙。まあ使わなかったらオクにでも出します。
<追記>
生産終了を受けその後オクで暴騰したMF-HG50-7ですが、台湾のDNPという自転車部品メーカーから同等品が出ており、日本でも、さいたま市の「自転車工房」という店で入手可能なようですので、興味のある方はググってみてはいかがでしょう。
(通販サイトでポチって買える訳ではなく、メールで問い合わせる必要があるようです。)
【今回の改造費用】 2,079円
【改造費用累計】 6,048円
7速化に着手(1) [自転車:7速化]
購入後しばらく、子供と近所の公園に乗って行ったり、家族で買い物に乗って行くなどがもっぱらで、ギアもほとんど3、4速目しか使用してなかったため、つるしの6速ですっかり満足していたわけですが、先日はじめて単独である程度の距離を走ってみました。
すると、多くの方がネット掲示板やウェブサイトで指摘するとおり、確かにもう少し重いギアがあってもいいのではと思いはじめました。
さらに、一漕ぎで進む距離を比較してみると、驚愕の事実に気付かされました。
うちの奥さんのママチャリ以下じゃないですかorz。
皆さんもきっと見たことがあるでしょう、ママチャリの内装変速機のクリック音を軽快に響かせながら、鼻歌交じりのゆっくりとしたケイデンスで街を疾るオヤジたちを。
お気楽仕様としては、なんとしてもこのオヤジたちの疾り以上のものを実現せねばなりません(笑)。
スプロケットを入手済みのMF-HG50-7に交換すると、トップは14Tから11Tとなり、一漕ぎで7.1m進むことになります。これで内装3段ママチャリに勝てる。(つづく)
すると、多くの方がネット掲示板やウェブサイトで指摘するとおり、確かにもう少し重いギアがあってもいいのではと思いはじめました。
さらに、一漕ぎで進む距離を比較してみると、驚愕の事実に気付かされました。
METRO(つるし状態6速目) | 5.6m |
26インチママチャリ(無変速) | 4.7m |
26インチママチャリ(内装3段3速目) | 6.3m |
うちの奥さんのママチャリ以下じゃないですかorz。
皆さんもきっと見たことがあるでしょう、ママチャリの内装変速機のクリック音を軽快に響かせながら、鼻歌交じりのゆっくりとしたケイデンスで街を疾るオヤジたちを。
お気楽仕様としては、なんとしてもこのオヤジたちの疾り以上のものを実現せねばなりません(笑)。
スプロケットを入手済みのMF-HG50-7に交換すると、トップは14Tから11Tとなり、一漕ぎで7.1m進むことになります。これで内装3段ママチャリに勝てる。(つづく)
7速化に着手(2) [自転車:7速化]
まずリアホイールを外すわけですが、YAMAHONのようにハブシャフトにディレーラハンガーがついていたりしないので、ディレーラに影響を与えずにリアホイールのみを取り外すことができるのがMETROの利点です。
ハブシャフトのナットは15mmです。15mmのスパナがなかったのでモンキーでまわしましたが、結構固いのと、ディレーラが邪魔になってヘッドの大きいモンキーではナットを深く咥え込ませることができなかったので、ちょっとなめてしまいました。今後のために15mmのスパナを買っておこう。
リアホイールが外れたらスプロケットにマルチプルフリー抜き工具(TL-FW30)をはめて開口24mm以上のモンキーで回して外します。結構固いと聞いていたが、あっけなく外れて拍子抜け。
左がこれから取り付けるMF-HG50-7、右が取り外したMF-TZ06。厚みが0.5段分くらい違います。フレーム側とハブ側にこれを受け入れるだけの余裕があるかどうかが成否を分けるポイント。 (つづく)
7速化に着手(3) [自転車:7速化]
ついでにハブのグリスアップもしておきます。ハブシャフトを指でまわしてグリスアップ前のいわゆる「ゴリゴリ」という感触を確かめておきます。
上の写真はロックナットをゆるめたところ。右から、ロックナット(17mm)、スペーサ、玉押し(15mm)。薄口のハブスパナが必要なのは玉押しだけで、ロックナットはモンキーで回せます。
いかにも硬化しそうな茶褐色のグリスが入っていたので、パーツクリーナーで洗い落とした後デュラエースグリスをたっぷりつけて組み上げ、玉押し調整。あまりゆるくしてガタが出るとまずいので、元の感触「ゴリゴリ」が、ちょっと軽めの「ゴロゴロ(笑)」になるくらいにしておきます。
今回の一連の作業については、YAMAHONで行こう!と、Takaよろず研究所を参考にさせていただいています。(つづく)
7速化に着手(4) [自転車:7速化]
ここでフレームとハブ、スプロケットの位置関係について、つたない図ですが、上のリアホイール断面図を見ながら復習しておきます。
上の図中、オレンジ色の左右のロックナットの外面間の距離がオーバーロックナット寸法(OLD)、茶色のフレームリアエンドの内面間の距離がリアエンド幅と言われるもので、リアハブとフレームが適合する場合は両者は同じ値です(METROは126mm)。
リアハブにはスプロケットを収めるスペースを作るために玉押しとロックナットの間にピンク色のスペーサーが入っています。
スプロケット側(右側)のスペーサーに比べてスプロケットの反対側(左側)のスペーサは短いものが使用されています。これは、ハブをフレーム中心線に対してスプロケットの反対側(左側)にオフセット(α)して配置することにより、スプロケット側(右側)のスペースを稼ぎ、限られたリアエンド幅内になるべく多段のスプロケットを収めることができるようにするためです。
ただ、そうするとリムも左側にオフセットされてしまうので、まともな車種であれば、右側のスポークの長さを短くして、リムがフレーム中心線上に来るように調整されているはずです(いわゆる「オチョコ」)。
そして、6速スプロケットが装着された状態で、スプロケットとフレームの間のクリアランス(β)に十分な余裕がなければ、7速スプロケットに換装したときにスプロケットやチェーンがフレームにこすってしまう(干渉)ことになります。
同じオーバーロックナット寸法、リアエンド幅であっても、車種によってうまく7速化できるものもあれば、フレームに干渉してしまって苦労するものもあるのは、車種によるオフセット量(α)の違い、フレームリアエンド付近の内側の仕上げの差などにより、クリアランス(β)にばらつきが生ずることに起因すると思われます。
干渉が生じる場合、ハブの左右にワッシャなどを挟んで対処するようですが、その場合想定よりもオーバーロックナット寸法が大きくなり、大なり小なりフレームに無理がかかることになります。(つづく)
(以上、ネット頭でっかちなにゃほへの素人考えですので、誤りがあればぜひご指摘ください。)
7速化に着手(5) [自転車:7速化]
リアホイールにMF-HG50-7を取り付け、フレームに戻します。
スプロケット、チェーンともにフレームに干渉することもなく、無事に交換終了しました。
こちらは交換前の状態。これと比較すると、交換後はギアの間隔が狭くなっているので、チェーンとギアの間隔がきつそうです。そのうち7速用のチェーンに交換する必要が出てくるかもしれません。
さて、METROのディレーラーはTourney(ターニー)グレードのRD-TY18SSで本来6速用ですが、スプロケット交換後無調整でシフターを操作してみたところ、シフターの1速位置でスプロケットの1速に、6速位置で7速にシフトされ、それぞれチェーンから異音を生じることもなかったので、ディレーラーはそのままでもシフターだけ交換すれば7速化できそうです。
シフター交換は後日にまわすことにして、とりあえずTourneyのリアドライブシステムの取説を参照して、ロー側を1速に入らないように調整し、インデックスも調整して、11T-24Tの6速として使用できるようにしました。
自宅の周りをちょっと流してみましたが、問題なく動作しているようです。街乗りだとトップ11Tは重い感じですが、CRなどスピードに乗って走れる状況で効果を発揮してくれることを期待します。(とりあえずおしまい)
【今回の改造費用】 945円(マルチプルフリー抜き工具TL-FW30の代金。MF-HG50-7(2,079円)は購入済み。)
【改造費用累計】 9,187円
やっぱりシフター交換必要か [自転車:7速化]
MF-HG50-7の28T以外を使用する暫定6速仕様で少し走ってきました。
自分の脚力ではトップ11Tを使える場面は多くはありませんが、使える状況であれば非常に快適な高速巡航が可能で、交換したかいがありました。
変速はなんとなく軽くなったような気がします。
暫定6速仕様でも、ロー→トップ方向のシフトはまったく問題ないのですが、7速→6速へのシフトがガチャガチャしてスムーズにいかないことがあります。これは7段と6段では1段あたりのシフト量が当然違うはずなのに無理やり使っているのですから仕方ないでしょう。むしろこんな組み合わせでも実用上ほとんど問題がないことのほうが驚きです。
ただ、なんとなく気持ちが悪いのは否めませんし、7速あるのに6速しか使えないのももったいないので、早いうちにシフタ交換したいと思っています。
自分の脚力ではトップ11Tを使える場面は多くはありませんが、使える状況であれば非常に快適な高速巡航が可能で、交換したかいがありました。
変速はなんとなく軽くなったような気がします。
暫定6速仕様でも、ロー→トップ方向のシフトはまったく問題ないのですが、7速→6速へのシフトがガチャガチャしてスムーズにいかないことがあります。これは7段と6段では1段あたりのシフト量が当然違うはずなのに無理やり使っているのですから仕方ないでしょう。むしろこんな組み合わせでも実用上ほとんど問題がないことのほうが驚きです。
ただ、なんとなく気持ちが悪いのは否めませんし、7速あるのに6速しか使えないのももったいないので、早いうちにシフタ交換したいと思っています。
シフター交換(一応7速化完了) [自転車:7速化]
7速シフタにはAlivio(アリビオ)グレードのSL-MC40を選択しました。というか、7速用のラピッドファイヤシフター単体で現在手に入るのはこれしかありません。
Tourneyのサムシフターはインジケーターやレバーがハンドル上に来て目立ちすぎるし、レボシフターはグリップの選択肢が狭まるのがいやだったから。でもラピッドファイヤーを使ってみたかったというのが一番の理由。
まず、ディレーラーからインナーケーブルをはずします。4ヶ月しか使ってないので再利用するため、通すときに先端がばらけないようにエポキシ系接着剤で固めておきました。本当はハンダで固めるらしいです。
インナーケーブルをシフター側から引き抜きます。
新しいシフターを取り付け、インナーケーブルを通します。通す前に、インナーケーブル全体と、アウターケーブル両端から内部にWAKOSシリコーンルブリカントを吹き付けておきます。
取り付け後の状態。シフトケーブルがクイッククランプに干渉してハンドルを一番下まで下げると上に動かせませんorz。そのうちバーエンドもつけたいんだけどなぁ・・・。
(追記)
クイッククランプとシフトケーブルとの干渉については、クイッククランプを180度回転させて取り付けることで解消しています。
インナーケーブルをディレーラに留めて、取り付け終了。じっくり調整する時間がなかったのですが、一応1から7速まで使用可能になりました。ラピッドファイヤーの操作感はアップ方向、ダウン方向とも軽快そのもの。ディレーラの動きはシフトアップ時はスムーズですが、シフトダウン時は少しガチャります。これが標準の6速用ディレーラRD-TY18SSの限界なのか、単なる調整不足なのかはいまのところ不明です。
【今回の改造費用】 1,512円(SL-MC40)
【改造費用累計】 10,699円
ディレーラー調整 [自転車:7速化]
先日はシフター交換しただけでほとんど終わってしまったので、今日はディレーラーの微調整をしてみました。
するとやっぱり7速→6速がイマイチな感じ。とはいっても低速で無理に漕いでいるような状態で入らないことがあるという程度ですが。
本来6速の可動域しか保証されていないディレーラーを7速まで動作させていることに問題があるのかも知れません。やっぱりディレーラー交換かな。
するとやっぱり7速→6速がイマイチな感じ。とはいっても低速で無理に漕いでいるような状態で入らないことがあるという程度ですが。
本来6速の可動域しか保証されていないディレーラーを7速まで動作させていることに問題があるのかも知れません。やっぱりディレーラー交換かな。
ディレーラー選び ~Alivioか、Aceraか、Altusか~ [自転車:7速化]
次なる改造ターゲットはディレーラー、ということで何に交換しようか考えてみました。
これまでお気楽仕様をコンセプトに進めてきた改造ですが、シフターを交換したことで見た目にもこだわりがでてきています。
規格外の使用条件にもかかわらず、けなげに働いてくれている標準ディレーラーのTourney君にはまったく罪はないのですが、自分の愛車のディレーラーが、隣の家の小学生のボクのMTBルック車と同じというのはちょっと・・・。
というわけで、とりあえずTourney以上のグレードにしたいのですが、シマノのラインアップは多種多様で迷ってしまいます。街乗りMTB向けに限っても、上から、Alivio、Acera、Altusと3グレードもあるのです。
そこで、これら3グレードのディレーラー(Alivio:RD-M410、Acera:RD-M340、Altus:RD-M310)をちょっと比較してみました(価格はCBあさひネット店による)。
ガイドプーリーはディレーラーの上側に付いているギア、テンションプーリは下側に付いているギアで、低グレードのディレーラーは歯数を多くして回転数を下げることにより、軸受の摩擦によるロスを減らす傾向にあるらしいです。
それぞれ型番のリンク先の図面を見ればわかりますが、AceraとAltusはテンションプーリーの直径が大きいので、プーリーケージの幅が広く、見た目がもっさりしています。両者ともプーリーの歯数も同じ、外観もほとんど同じで、価格差がどこに反映されているのか不明です。見た目だけで選ぶならAltusで十分か。
Alivioはテンションプーリーの歯数が減っており、Aceraとは違った軸受が使われているのかも。テンションプーリーが小さくなり、プーリーケージの幅も狭くなったことで、すっきりとしたルックスになっています。
あと、細かいことですが、インナーケーブルの固定が、Acera以下は9mmナットなのに対し、Alivioは上位グレードと同様アーレンキーで回すキャップボルトになっています。9mmは中途半端なサイズでモンキーなど使いがちですが、なめてしまいそうだったので、この仕様には好感が持てます。
選ぶならAlivioかAltusどちらかですが、どうせ替えるなら高いほういっとけ、というわけでAlivioに決定。
これまでお気楽仕様をコンセプトに進めてきた改造ですが、シフターを交換したことで見た目にもこだわりがでてきています。
規格外の使用条件にもかかわらず、けなげに働いてくれている標準ディレーラーのTourney君にはまったく罪はないのですが、自分の愛車のディレーラーが、隣の家の小学生のボクのMTBルック車と同じというのはちょっと・・・。
というわけで、とりあえずTourney以上のグレードにしたいのですが、シマノのラインアップは多種多様で迷ってしまいます。街乗りMTB向けに限っても、上から、Alivio、Acera、Altusと3グレードもあるのです。
そこで、これら3グレードのディレーラー(Alivio:RD-M410、Acera:RD-M340、Altus:RD-M310)をちょっと比較してみました(価格はCBあさひネット店による)。
グレード | ガイドプーリ ー | テンションプーリー | 価格 |
Alivio | 13T | 13T | \2,948 |
Acera | 13T | 15T | \2,268 |
Altus | 13T | 15T | \1,795 |
Tourney | 10T | 10T | - |
ガイドプーリーはディレーラーの上側に付いているギア、テンションプーリは下側に付いているギアで、低グレードのディレーラーは歯数を多くして回転数を下げることにより、軸受の摩擦によるロスを減らす傾向にあるらしいです。
それぞれ型番のリンク先の図面を見ればわかりますが、AceraとAltusはテンションプーリーの直径が大きいので、プーリーケージの幅が広く、見た目がもっさりしています。両者ともプーリーの歯数も同じ、外観もほとんど同じで、価格差がどこに反映されているのか不明です。見た目だけで選ぶならAltusで十分か。
Alivioはテンションプーリーの歯数が減っており、Aceraとは違った軸受が使われているのかも。テンションプーリーが小さくなり、プーリーケージの幅も狭くなったことで、すっきりとしたルックスになっています。
あと、細かいことですが、インナーケーブルの固定が、Acera以下は9mmナットなのに対し、Alivioは上位グレードと同様アーレンキーで回すキャップボルトになっています。9mmは中途半端なサイズでモンキーなど使いがちですが、なめてしまいそうだったので、この仕様には好感が持てます。
選ぶならAlivioかAltusどちらかですが、どうせ替えるなら高いほういっとけ、というわけでAlivioに決定。