ホンダフィットGK3/日産ノートE12ガソリン車購入備忘録(3) [車]
【ノート2回目】
今回は試乗してみました。加速時に1,500rpmあたりで運転席足元からゴロゴロという音や振動があるのが少し気になりましたが、街乗りではパワー、騒音とも特に目立った欠点は感じられませんでした。
ただ、Xグレード標準のセンタークラスターパネル&マニュアルエアコンはいただけません。標準のセンタークラスターパネルはダッシュボードと同じ質感の樹脂でレンタカー感満載です。マニュアルエアコンも、真夏や真冬ならあまり不便はないとは思いますが、今回試乗した、3月としてはかなり暖かい晴れの日で、車の中は日なたでは暑く、日陰では少し寒いという状況では、温度調整ダイヤルを頻繁にいじる必要があり、非常に面倒です。
というわけで、オートエアコンを含め、希望オプションを全部乗せした見積もりも作ってもらいました。
ノートX(ガソリン車)
+アラウンドビューモニター+踏み間違い衝突防止アシスト+ソナー+ヒーター付ドアミラー
約160万円
フロアマット
ピアノ調センタークラスター+オートエアコン
アルミホイール
ナビ取り付けパッケージ(ステアリングリモコン+TV・GPSアンテナ+リア2スピーカー)
DOPカーナビ(MJ117D-W)
ETC
以上オプション合計 約30万円
諸費用 約15万円
計 約205万円
本体+オプション値引 24万円
下取車 10万円
値引計 34万円
値引後支払額 約171万円
諸費用が前回より安くなっているのは主に月が変わって自動車税が減ったためです。
試乗してみてそれほど不満もないし安いからノートでいいか。
今回は試乗してみました。加速時に1,500rpmあたりで運転席足元からゴロゴロという音や振動があるのが少し気になりましたが、街乗りではパワー、騒音とも特に目立った欠点は感じられませんでした。
ただ、Xグレード標準のセンタークラスターパネル&マニュアルエアコンはいただけません。標準のセンタークラスターパネルはダッシュボードと同じ質感の樹脂でレンタカー感満載です。マニュアルエアコンも、真夏や真冬ならあまり不便はないとは思いますが、今回試乗した、3月としてはかなり暖かい晴れの日で、車の中は日なたでは暑く、日陰では少し寒いという状況では、温度調整ダイヤルを頻繁にいじる必要があり、非常に面倒です。
というわけで、オートエアコンを含め、希望オプションを全部乗せした見積もりも作ってもらいました。
ノートX(ガソリン車)
+アラウンドビューモニター+踏み間違い衝突防止アシスト+ソナー+ヒーター付ドアミラー
約160万円
フロアマット
ピアノ調センタークラスター+オートエアコン
アルミホイール
ナビ取り付けパッケージ(ステアリングリモコン+TV・GPSアンテナ+リア2スピーカー)
DOPカーナビ(MJ117D-W)
ETC
以上オプション合計 約30万円
諸費用 約15万円
計 約205万円
本体+オプション値引 24万円
下取車 10万円
値引計 34万円
値引後支払額 約171万円
諸費用が前回より安くなっているのは主に月が変わって自動車税が減ったためです。
試乗してみてそれほど不満もないし安いからノートでいいか。
ホンダフィットGK3/日産ノートE12ガソリン車購入備忘録(2) [車]
家に帰ってカタログやネットでいろいろ調べた結果、見積もりしてもらった条件で両車を比較すると、
総合的には、値段の割りに安全装備が充実している日産ノート、内装の質感と後席広さでホンダフィット、といったところ。
一つ計算外だったのは、当然備わっていると思っていた後方誤発進抑制機能がHONDA SENSINGにはなかったということ。これはお金では解決できない大きな失点。
ノートは、センタークラスターパネルだけを単独で取り外すことができ、DIYがしやすそうです。また、ナビ取り付けパッケージのアンテナ類を変換アダプターを使うことで社外ナビで利用している例がネット上でたくさん公開されていますし、アラウンドビュー画像とリアカメラ画像がナビ画面表示用に合成された信号のケーブルがセンターパネル裏まで配線されているので、リアカメラ入力端子のある社外ナビであれば割と簡単にアラウンドビュー画像とリアカメラ画像を表示させることができます。このように、ノートは社外ナビへの適応性に優れています。
一方フィットは、センターパネルをはずすには、メーターパネル→エアコン吹き出し口→センターパネルの順でパズルのようにはずしていく必要があり、さらに、基本的にナビ取り付けパッケージのTVアンテナは社外ナビに接続不可のようなので、(追記参照。)社外ナビを取り付ける場合フロントガラスにTVアンテナを貼り付けたり、TVアンテナからのケーブルをピラー内に通したりといった面倒な作業が必要になります。また、ナビ取り付けパッケージのリアカメラ画像を社外ナビに表示するためには結構高価な変換アダプターが必要です。したがって、素人が社外ナビをDIYで導入するのは金の面でも労力の面でも割に合わないと言わざるを得ません。
これらの点も考慮すると、ノートのほうがいいかもと思い始めました。
<追記>
フィットのナビ取り付けパッケージのTVアンテナも、ノートと同様に変換アダプターで社外ナビに取り付けることは可能です。にもかかわらずフィットについてナビ取り付けパッケージを利用した社外ナビ取り付け例がネット上であまり見られないのは、
1)TVアンテナが2本のみしか付いていない。増設するにはオプション(工賃込み15,000円程度)で追加するか自分で貼るしかない。
2)リアカメラの変換アダプターが高価(3,500円程度)。
なので、ナビ取り付けパッケージをつけてまでDIYする甲斐がなく、むしろナビ取り付けパッケージを外して、社外ナビと同メーカーのリアカメラを選んで、両方の取り付けをカー用品店に丸投げした方がコスパがよいからだと思われます。
フィット | ノート | |
内装 | 標準でも十分 | 標準だと質感低い (ピアノ調パネルとオートエアコンで+4万) |
エアコン | オート | マニュアル |
後席床凹凸 | 小さい | 大きい |
アラウンドビューモニター | なし (リアカメラとフロントコーナーカメラで+7万) |
あり |
誤発進抑制機能 | 前方のみ | 前後方 |
移動物検知機能 | なし (リアカメラあんしんプラス+2万) |
あり |
クルーズコントロール | あり | なし |
オートライト | なし (LEDオートライトとフォグランプで+7万) |
あり |
社外ナビへの適応度 | DIY取り付けは難しそう フロントコーナーカメラは社外非対応 |
DIY取り付けはしやすそう |
総合的には、値段の割りに安全装備が充実している日産ノート、内装の質感と後席広さでホンダフィット、といったところ。
一つ計算外だったのは、当然備わっていると思っていた後方誤発進抑制機能がHONDA SENSINGにはなかったということ。これはお金では解決できない大きな失点。
ノートは、センタークラスターパネルだけを単独で取り外すことができ、DIYがしやすそうです。また、ナビ取り付けパッケージのアンテナ類を変換アダプターを使うことで社外ナビで利用している例がネット上でたくさん公開されていますし、アラウンドビュー画像とリアカメラ画像がナビ画面表示用に合成された信号のケーブルがセンターパネル裏まで配線されているので、リアカメラ入力端子のある社外ナビであれば割と簡単にアラウンドビュー画像とリアカメラ画像を表示させることができます。このように、ノートは社外ナビへの適応性に優れています。
一方フィットは、センターパネルをはずすには、メーターパネル→エアコン吹き出し口→センターパネルの順でパズルのようにはずしていく必要があり、さらに、
これらの点も考慮すると、ノートのほうがいいかもと思い始めました。
<追記>
フィットのナビ取り付けパッケージのTVアンテナも、ノートと同様に変換アダプターで社外ナビに取り付けることは可能です。にもかかわらずフィットについてナビ取り付けパッケージを利用した社外ナビ取り付け例がネット上であまり見られないのは、
1)TVアンテナが2本のみしか付いていない。増設するにはオプション(工賃込み15,000円程度)で追加するか自分で貼るしかない。
2)リアカメラの変換アダプターが高価(3,500円程度)。
なので、ナビ取り付けパッケージをつけてまでDIYする甲斐がなく、むしろナビ取り付けパッケージを外して、社外ナビと同メーカーのリアカメラを選んで、両方の取り付けをカー用品店に丸投げした方がコスパがよいからだと思われます。
ホンダフィットGK3/日産ノートE12ガソリン車購入備忘録(1) [車]
車買い替えのため、ホンダフィットか日産ノートに絞って交渉を開始しました。
条件としては、両者ともベースグレードのガソリン車に誤発進防止及び衝突防止ブレーキ装備で、後席は大人3人乗車することもあるのでなるべく広いのが希望。下取車は13年落ちのマツダの2.0リッター車です。
【フィット1回目】
オプションはフロアマットのみのほとんど素の状態で見積もりしてもらいました。
フィット1.3G・F(ガソリン車)+HONDA SENSING 約154万円
フロアマット 約2万円
諸費用 約16万円
計 約172万円
本体値引 10万円
下取車 5万円
値引計 15万円
値引後支払額 約157万円
値引は渋いが、内装の質感の良さと後席の広さが好印象。
【ノート1回目】
こちらもオプションはフロアマットのみで見積もりしてもらいました。
ノートX(ガソリン車)
+アラウンドビューモニター+踏み間違い衝突防止アシスト+ソナー+ヒーター付ドアミラー
約160万円
フロアマット 約2万円
諸費用 約16万円
計 約178万円
本体値引 20万円
下取車 10万円
値引計 30万円
値引後支払額 約148万円
アラウンドビューやヒーター付ドアミラーにはそれほど必要性を感じないが、踏み間違い衝突防止アシストを付けるとセットで付いてきてしまうので仕方がない。
値引は魅力だけど、フィットと比較すると内装がしょぼい。それから、後席足元中央の出っ張りが、フィットはあまり気にならない大きさと形状だったのが、ノートの場合高さがあって形状が角ばっているので真ん中に座るとかなり邪魔な感じがする。
<訂正>
後席足元中央の出っ張りに高さがあってかなり邪魔なのはこのとき展示されていたe-POWERで、後日試乗したガソリン車の場合、出っ張りの高さはフィットとあまり変わりませんでした。お詫びして訂正いたします。ただ、形状は、凹凸がなだらかなフィットと比べて、角ばっているノートのほうが気になるのは事実です。
この時点ではかなりフィットに気持ちが傾いていました。
条件としては、両者ともベースグレードのガソリン車に誤発進防止及び衝突防止ブレーキ装備で、後席は大人3人乗車することもあるのでなるべく広いのが希望。下取車は13年落ちのマツダの2.0リッター車です。
【フィット1回目】
オプションはフロアマットのみのほとんど素の状態で見積もりしてもらいました。
フィット1.3G・F(ガソリン車)+HONDA SENSING 約154万円
フロアマット 約2万円
諸費用 約16万円
計 約172万円
本体値引 10万円
下取車 5万円
値引計 15万円
値引後支払額 約157万円
値引は渋いが、内装の質感の良さと後席の広さが好印象。
【ノート1回目】
こちらもオプションはフロアマットのみで見積もりしてもらいました。
ノートX(ガソリン車)
+アラウンドビューモニター+踏み間違い衝突防止アシスト+ソナー+ヒーター付ドアミラー
約160万円
フロアマット 約2万円
諸費用 約16万円
計 約178万円
本体値引 20万円
下取車 10万円
値引計 30万円
値引後支払額 約148万円
アラウンドビューやヒーター付ドアミラーにはそれほど必要性を感じないが、踏み間違い衝突防止アシストを付けるとセットで付いてきてしまうので仕方がない。
値引は魅力だけど、フィットと比較すると内装がしょぼい。それから、後席足元中央の出っ張りが、フィットはあまり気にならない大きさと形状だったのが、ノートの場合
<訂正>
後席足元中央の出っ張りに高さがあってかなり邪魔なのはこのとき展示されていたe-POWERで、後日試乗したガソリン車の場合、出っ張りの高さはフィットとあまり変わりませんでした。お詫びして訂正いたします。ただ、形状は、凹凸がなだらかなフィットと比べて、角ばっているノートのほうが気になるのは事実です。
この時点ではかなりフィットに気持ちが傾いていました。
電気工事士初仕事(送り端子に空きがない既設コンセントからのコンセント増設) [電気工事士]
1月の第二種電気工事士試験合格後に申請していた免状が先日届きました。
初仕事はコンセントの増設です。
増設したい位置の上側に既設のコンセントがあったので、ここから送り配線で簡単に増設できると踏んでいたのですが、既設コンセントをはずしてみると、送り端子がすでに他の器具への送り配線に使用されており、送り端子があいていません。
この場合3本用の差込型コネクターなどを使ってさらに分岐させればいいのですが、その場合分岐箇所をジョイントボックスに収めなければなりません(「差込型コネクターを使えばジョイントボックスは不要」と書かれたブログ等もありますが、通常の差込型コネクターの場合ジョイントボックスを省略することはできませんのでご注意ください。)。
分岐部に後からかぶせることのできるジョイントボックス(商品名「ナイスハット」)のようなものもありますが、コンセント用の開口部から狭い壁の内部に入れることができるか分かりません。
そこで、例によってネットを漂っているとよさげな商品を発見しました。
パナソニック WJ3301 ジョイントボックス(3分岐)
既設コンセントに刺さっている電源ケーブルを切断し、 WJ3301 の「電源」と書かれている差込部に切断したケーブルの電源側、「送り」と書かれている3つの差込部のうち一つに既設コンセント側をそれぞれ接続します。
さらに残りの「送り」差込部のうち一つに新設コンセントへのケーブルを接続すれば完成。 WJ3301 自体がジョイントボックスになっているのでそのまま壁内に収めることができます。サイズもコンパクトでコンセント用の開口部からでも楽に作業できます。
少し値段が高い(税込680円)のがデメリットですが、素人が一ヶ所だけ工事するのに使うには便利でいいものだと思います。
初仕事はコンセントの増設です。
増設したい位置の上側に既設のコンセントがあったので、ここから送り配線で簡単に増設できると踏んでいたのですが、既設コンセントをはずしてみると、送り端子がすでに他の器具への送り配線に使用されており、送り端子があいていません。
この場合3本用の差込型コネクターなどを使ってさらに分岐させればいいのですが、その場合分岐箇所をジョイントボックスに収めなければなりません(「差込型コネクターを使えばジョイントボックスは不要」と書かれたブログ等もありますが、通常の差込型コネクターの場合ジョイントボックスを省略することはできませんのでご注意ください。)。
分岐部に後からかぶせることのできるジョイントボックス(商品名「ナイスハット」)のようなものもありますが、コンセント用の開口部から狭い壁の内部に入れることができるか分かりません。
そこで、例によってネットを漂っているとよさげな商品を発見しました。
パナソニック WJ3301 ジョイントボックス(3分岐)
既設コンセントに刺さっている電源ケーブルを切断し、 WJ3301 の「電源」と書かれている差込部に切断したケーブルの電源側、「送り」と書かれている3つの差込部のうち一つに既設コンセント側をそれぞれ接続します。
さらに残りの「送り」差込部のうち一つに新設コンセントへのケーブルを接続すれば完成。 WJ3301 自体がジョイントボックスになっているのでそのまま壁内に収めることができます。サイズもコンパクトでコンセント用の開口部からでも楽に作業できます。
少し値段が高い(税込680円)のがデメリットですが、素人が一ヶ所だけ工事するのに使うには便利でいいものだと思います。
第二種電気工事士技能試験当日の戦略と対策 [電気工事士]
技能試験本番は以下のようなフォーメーションwで臨みました。
工具置き用のタオルに加え、車の荷室に敷くメッシュ状の滑り止めシートの切れ端を持って行って、部品置きにしました(会場によってはタオルを置くのも禁止される場合もあるようなので、係員の指示に従ってください。)。
マスキングテープを適当な長さに切って何枚か持って行き、台紙とスケールを机に固定しました。台紙は曲げ癖がついていて四隅で止めても浮き上がってテープがはがれてきてしまうので、左右の真ん中辺で止めます。
足元左側には口をあけたバッグを置いておき、使用済みの工具を放り込めるようにしました。
以上の作業は試験開始前に行っても特に注意を受けることはありませんでした。
材料確認の時間になったら、部品は全部取り出して滑り止めシートの上に置き、箱は緩衝材を抜いてビニール袋を中に入れて足元に置き、ゴミ箱にしました。リングスリーブは小さな緩衝材に刺さっているのでそのまま机の右上の工具の近くに置き、差込形コネクタもその緩衝材のくぼみの中に入れておきました。
作業時には、試験官が採点しやすくなるよう気を付けました。試験官も1日でたくさんの作品を採点するのですから、1つの作品あたりの採点時間はなるべく短くしたいはずで、欠陥がないことが一目瞭然な作品を必要以上にじっくり観察することはしないでしょう。でも、作品に欠陥かどうか微妙な部分があればそこを観察するためにいじくりまわされたあげく、見逃されていたはずの他の部分の欠陥が発見されてしまうかもしれません。例を挙げればなるべく以下のような状態となるように心掛けました。
・心線被覆を噛み込んでいないことが分かるように、リングスリーブの根元、レセプタクルのねじ、端子台などから1~2mm程度銅線をチラ見せする。
・リングスリーブを圧着するときは、○小中の刻印が見やすいように、刻印がメーカー名等が刻まれた部分に重ならず、かつ、上から見えるような向きとなるように圧着する。
その他裏技として、
・剥きづらいVVRケーブルや、EM-EEF 2.0-2C(エコケーブル)が出たら、剥かずに、おしり側からドライバーで心線を押し出すトコロテン方式を使う(これらのケーブルは電源や施工省略部分に使われるので一方の心線だけ露出させればよく、かつ、心線の滑りがよい。)。
・もし心線被覆に切れ目がはいってしまったら、シースをずらして隠す。
といったものも事前に調べて練習のときに試しておいたのですが、本番では幸いにして使うことはありませんでした。
工具置き用のタオルに加え、車の荷室に敷くメッシュ状の滑り止めシートの切れ端を持って行って、部品置きにしました(会場によってはタオルを置くのも禁止される場合もあるようなので、係員の指示に従ってください。)。
マスキングテープを適当な長さに切って何枚か持って行き、台紙とスケールを机に固定しました。台紙は曲げ癖がついていて四隅で止めても浮き上がってテープがはがれてきてしまうので、左右の真ん中辺で止めます。
足元左側には口をあけたバッグを置いておき、使用済みの工具を放り込めるようにしました。
以上の作業は試験開始前に行っても特に注意を受けることはありませんでした。
材料確認の時間になったら、部品は全部取り出して滑り止めシートの上に置き、箱は緩衝材を抜いてビニール袋を中に入れて足元に置き、ゴミ箱にしました。リングスリーブは小さな緩衝材に刺さっているのでそのまま机の右上の工具の近くに置き、差込形コネクタもその緩衝材のくぼみの中に入れておきました。
作業時には、試験官が採点しやすくなるよう気を付けました。試験官も1日でたくさんの作品を採点するのですから、1つの作品あたりの採点時間はなるべく短くしたいはずで、欠陥がないことが一目瞭然な作品を必要以上にじっくり観察することはしないでしょう。でも、作品に欠陥かどうか微妙な部分があればそこを観察するためにいじくりまわされたあげく、見逃されていたはずの他の部分の欠陥が発見されてしまうかもしれません。例を挙げればなるべく以下のような状態となるように心掛けました。
・心線被覆を噛み込んでいないことが分かるように、リングスリーブの根元、レセプタクルのねじ、端子台などから1~2mm程度銅線をチラ見せする。
・リングスリーブを圧着するときは、○小中の刻印が見やすいように、刻印がメーカー名等が刻まれた部分に重ならず、かつ、上から見えるような向きとなるように圧着する。
その他裏技として、
・剥きづらいVVRケーブルや、EM-EEF 2.0-2C(エコケーブル)が出たら、剥かずに、おしり側からドライバーで心線を押し出すトコロテン方式を使う(これらのケーブルは電源や施工省略部分に使われるので一方の心線だけ露出させればよく、かつ、心線の滑りがよい。)。
・もし心線被覆に切れ目がはいってしまったら、シースをずらして隠す。
といったものも事前に調べて練習のときに試しておいたのですが、本番では幸いにして使うことはありませんでした。
第二種電気工事士技能試験で使ったおすすめ工具類(3)-ウォーターポンププライヤーはコンビネーションプライヤーで代用可 [電気工事士]
【コンビネーションプライヤー】
・TOP工業 P-150 (手持ち)
ネジなし管ボックスコネクターのロックナットは手持ちのコンビネーションプライヤーで十分固定できました。ボックスコネクターの止めネジの頭もペンチでもねじ切ることができたので、大して使い道もないウォーターポンププライヤーを買う必要はないかと思います。
<追記>
その後排水管の詰まり修理のためウォーターポンププライヤーを買うことになったのですが、排水管修理のためには口開き40mmは必要なので(私が購入したのはTOP工業 デラックスマルチウォーターポンププライヤ。)、ホーザンの工具セットに入っているような小型のものは役に立ちません。かといって、TOP工業のウォーターポンププライヤーは全長255mm(ホーザンのは195mm)とアウトレットボックス内での取り回しには向かないので、やっぱり技能試験にはコンビネーションプライヤーを使うのが良いと思います。
【スケール】
・ステンレス定規 40cm (ダイソーで購入 ¥108)
メジャーだと万一机にテープで貼れなかった場合に困るので、ステンレス定規にしました。
ケーブル長350mmを測る機会は多いので、長さ40cmはないと不便だと思います。
【クリップ】
・ダブルクリップ 幅15mm、幅19mm (手持ち)
幅15mmは配線2本、幅19mmは配線3本以上を仮組みするのに使用。
ホーザンの合格クリップは使ったことはないのですが、ダブルクリップの方が配線を通す必要がないので付け外しが容易で、かつ、面ではさむので配線がばらけない点で優れているのではないでしょうか。
ダブルクリップで仮組みするようになってから、落ち着いて接続を確認することができるようになり、誤接続が減りました。
【工具入れ】
・ファブリックケース B5 (ダイソーで購入 ¥108)
畳んだタオルの間にスケール以外のすべての工具をはさんだ状態で、余裕を持って収納できます。
内側はビニールコーティングされていて強度もあり、108円とは思えないクオリティーです。
【技能試験練習用部材セット】
・プロサポート 第二種電気工事士技能試験練習用器具+ケーブル2回用セット (Amazonで購入 ¥19,200)
Amazonで買えるセットの中では最安だったので選択。DVDとかは付いてませんが、無料の解説動画がネットで見られるのでいらないと思います。器具のメーカーは以下のとおりで、私が受験した29年度下期の埼玉で出題された候補問題No.7でも同じ器具が使われており戸惑うことはありませんでした。
ランプレセプタクル 明工社
露出型コンセント、ブレーカー 東芝
差込型コネクタ、リングスリーブ ニチフ
PF管、PF管ボックスコネクタ 古河電工
端子台 IDEC
その他 パナソニック
おまけで付いてくるプレートはずしキーは器具をはずすのに便利です。また、ネジなし管ボックスコネクターの止めネジが5本付いているので、思う存分wネジの頭をねじ切る練習ができます。端子台が、6極、5極、3極と3種類すべて入っていますが、大は小をかねるので、6極一つにして値下げしてくれるともっといいんじゃないかなと思います。
以上合計すると、工具類には9,161円使ったことになり、自分好みの工具を、セットより多少安い値段で用意することができました。練習用部材セットと合わせて、28,361円、筆記のテキスト類と受験料も合わせればおよそ4万円を費やしたことになりますね。
・TOP工業 P-150 (手持ち)
ネジなし管ボックスコネクターのロックナットは手持ちのコンビネーションプライヤーで十分固定できました。ボックスコネクターの止めネジの頭もペンチでもねじ切ることができたので、大して使い道もないウォーターポンププライヤーを買う必要はないかと思います。
<追記>
その後排水管の詰まり修理のためウォーターポンププライヤーを買うことになったのですが、排水管修理のためには口開き40mmは必要なので(私が購入したのはTOP工業 デラックスマルチウォーターポンププライヤ。)、ホーザンの工具セットに入っているような小型のものは役に立ちません。かといって、TOP工業のウォーターポンププライヤーは全長255mm(ホーザンのは195mm)とアウトレットボックス内での取り回しには向かないので、やっぱり技能試験にはコンビネーションプライヤーを使うのが良いと思います。
【スケール】
・ステンレス定規 40cm (ダイソーで購入 ¥108)
メジャーだと万一机にテープで貼れなかった場合に困るので、ステンレス定規にしました。
ケーブル長350mmを測る機会は多いので、長さ40cmはないと不便だと思います。
【クリップ】
・ダブルクリップ 幅15mm、幅19mm (手持ち)
幅15mmは配線2本、幅19mmは配線3本以上を仮組みするのに使用。
ホーザンの合格クリップは使ったことはないのですが、ダブルクリップの方が配線を通す必要がないので付け外しが容易で、かつ、面ではさむので配線がばらけない点で優れているのではないでしょうか。
ダブルクリップで仮組みするようになってから、落ち着いて接続を確認することができるようになり、誤接続が減りました。
【工具入れ】
・ファブリックケース B5 (ダイソーで購入 ¥108)
畳んだタオルの間にスケール以外のすべての工具をはさんだ状態で、余裕を持って収納できます。
内側はビニールコーティングされていて強度もあり、108円とは思えないクオリティーです。
【技能試験練習用部材セット】
・プロサポート 第二種電気工事士技能試験練習用器具+ケーブル2回用セット (Amazonで購入 ¥19,200)
Amazonで買えるセットの中では最安だったので選択。DVDとかは付いてませんが、無料の解説動画がネットで見られるのでいらないと思います。器具のメーカーは以下のとおりで、私が受験した29年度下期の埼玉で出題された候補問題No.7でも同じ器具が使われており戸惑うことはありませんでした。
ランプレセプタクル 明工社
露出型コンセント、ブレーカー 東芝
差込型コネクタ、リングスリーブ ニチフ
PF管、PF管ボックスコネクタ 古河電工
端子台 IDEC
その他 パナソニック
おまけで付いてくるプレートはずしキーは器具をはずすのに便利です。また、ネジなし管ボックスコネクターの止めネジが5本付いているので、思う存分wネジの頭をねじ切る練習ができます。端子台が、6極、5極、3極と3種類すべて入っていますが、大は小をかねるので、6極一つにして値下げしてくれるともっといいんじゃないかなと思います。
以上合計すると、工具類には9,161円使ったことになり、自分好みの工具を、セットより多少安い値段で用意することができました。練習用部材セットと合わせて、28,361円、筆記のテキスト類と受験料も合わせればおよそ4万円を費やしたことになりますね。
第二種電気工事士技能試験で使ったおすすめ工具類(2)-ナイフは電工用じゃなくてもいいよ [電気工事士]
【プラスドライバー】
・ベッセル ボールグリップドライバー No.220(+2×100) (手持ち)
これのいいところは、グリップ先端に細い部分があり、指先で早回しできること。
29年度の候補問題No.8みたいに6極端子台があると、レセプタクルと合わせて8本のネジを回す必要があるわけで、早回しできるとかなり作業が捗ります。
ただ、全長200mmと長いので、慌てていると先端がネジになかなかはまらない場合があります。そこで追加で短いドライバーを購入しました。
・ビバホーム 差替スタビードライバー (ビバホームで購入 ¥321)
ホームセンターのビバホームのPB商品のようで、安かったので思わず購入してしまいました。
両端にプラスのNo.2とマイナスの6mmがついたビットが付属しており、別の電動ドリル用の六角ドライバービットに差替えることもできます。
手のひらでグリップを握ったまま、先端に嵌めたネジを指先でホールドできるので、ネジをネジ穴に入れて締めるという一連の作業が簡単にできます。
技能試験本番では、レセプタクルのネジを締めるときに緊張でめちゃめちゃ手が震えて、これを使ってもなかなかネジ穴に入らなかったので、もし長いドライバーしか持っていなかったらどうなっていたことやらと思います。
あと、スタビーは長さや形状によって、グリップがレセプタクルのソケット部分に当たってしまうものもあるので、購入前に確認したほうがいいです。
【マイナスドライバー】
・8本組みドライバーセットの5.5mm (手持ち)
プラスドライバーとおそろいで持っていたベッセルのマイナスドライバーは6mm幅。しかし技能試験用には5.5mm幅がいいとのことで、どうしようかと思っていたところ、たまたま手持ちの安物ドライバーセットの中の1本が5.5mm幅だったので使うことにしました。連用枠をこじったりスイッチの配線外し穴に突っ込むのに精度は要求されないのでこれで十分でした。
【電工ナイフ】
・4徳ナイフ (手持ち)
電工ナイフ、安いけどVVRケーブルを剥くくらいしか使い道はなく、しかもその出題確率は2/13しかないのでできれば買いたくありません。何か代用品はないかと探していたら、非常用持ち出し袋に4徳ナイフが入っていたのを思い出し、試してみたら結構うまく剥けたので、これを使うことにしました。お腹がすいたら缶詰も開けられるし、のどが渇いたらビンの栓も抜けますw。キーリングに付けているのは、技能試験練習用部材セットにおまけで付いてきたプレートはずしキーです。
右手で上向きに持ったナイフの刃の根元にVVRケーブルを乗せ、右手の親指で軽く押さえながら左手でケーブルをくるくる回して被覆に切れ目を入れます。最初は白っぽかった切れ目の色が黒っぽくなったら被覆が切れた目安。後は手でねじりながら引っ張れば被覆が抜けます。心線にはパラフィン紙が巻いてあるので、よほど力を入れてナイフに押し付けなければ心線被覆を傷つけることはないと思います。
結局本番では出番がなかったので買わなくて正解でした。
【ニッパー】
・フジ矢 60S-125 スタンダードニッパ 125mm (手持ち)
弱電用なので、電線を切断するためではなく、ゴムブッシングの穴あけや、心線被覆が噛みこんだときの修正用に使用。
(つづく)
・ベッセル ボールグリップドライバー No.220(+2×100) (手持ち)
これのいいところは、グリップ先端に細い部分があり、指先で早回しできること。
29年度の候補問題No.8みたいに6極端子台があると、レセプタクルと合わせて8本のネジを回す必要があるわけで、早回しできるとかなり作業が捗ります。
ただ、全長200mmと長いので、慌てていると先端がネジになかなかはまらない場合があります。そこで追加で短いドライバーを購入しました。
・ビバホーム 差替スタビードライバー (ビバホームで購入 ¥321)
ホームセンターのビバホームのPB商品のようで、安かったので思わず購入してしまいました。
両端にプラスのNo.2とマイナスの6mmがついたビットが付属しており、別の電動ドリル用の六角ドライバービットに差替えることもできます。
手のひらでグリップを握ったまま、先端に嵌めたネジを指先でホールドできるので、ネジをネジ穴に入れて締めるという一連の作業が簡単にできます。
技能試験本番では、レセプタクルのネジを締めるときに緊張でめちゃめちゃ手が震えて、これを使ってもなかなかネジ穴に入らなかったので、もし長いドライバーしか持っていなかったらどうなっていたことやらと思います。
あと、スタビーは長さや形状によって、グリップがレセプタクルのソケット部分に当たってしまうものもあるので、購入前に確認したほうがいいです。
【マイナスドライバー】
・8本組みドライバーセットの5.5mm (手持ち)
プラスドライバーとおそろいで持っていたベッセルのマイナスドライバーは6mm幅。しかし技能試験用には5.5mm幅がいいとのことで、どうしようかと思っていたところ、たまたま手持ちの安物ドライバーセットの中の1本が5.5mm幅だったので使うことにしました。連用枠をこじったりスイッチの配線外し穴に突っ込むのに精度は要求されないのでこれで十分でした。
【電工ナイフ】
・4徳ナイフ (手持ち)
電工ナイフ、安いけどVVRケーブルを剥くくらいしか使い道はなく、しかもその出題確率は2/13しかないのでできれば買いたくありません。何か代用品はないかと探していたら、非常用持ち出し袋に4徳ナイフが入っていたのを思い出し、試してみたら結構うまく剥けたので、これを使うことにしました。お腹がすいたら缶詰も開けられるし、のどが渇いたらビンの栓も抜けますw。キーリングに付けているのは、技能試験練習用部材セットにおまけで付いてきたプレートはずしキーです。
右手で上向きに持ったナイフの刃の根元にVVRケーブルを乗せ、右手の親指で軽く押さえながら左手でケーブルをくるくる回して被覆に切れ目を入れます。最初は白っぽかった切れ目の色が黒っぽくなったら被覆が切れた目安。後は手でねじりながら引っ張れば被覆が抜けます。心線にはパラフィン紙が巻いてあるので、よほど力を入れてナイフに押し付けなければ心線被覆を傷つけることはないと思います。
結局本番では出番がなかったので買わなくて正解でした。
【ニッパー】
・フジ矢 60S-125 スタンダードニッパ 125mm (手持ち)
弱電用なので、電線を切断するためではなく、ゴムブッシングの穴あけや、心線被覆が噛みこんだときの修正用に使用。
(つづく)
第二種電気工事士技能試験で使ったおすすめ工具類(1)-必須工具にひと工夫で時間短縮&ミス低減 [電気工事士]
本日、第二種電気工事士技能試験の合格発表があり、無事合格していました。今後受験される方のご参考までに、私が技能試験用に用意した工具類について触れたいと思います。
最初はセットものの定番、ホーザンのDK-18を買うつもりでした。受験申し込みをした6月くらいから値段をウォッチングしていると、最初9,400円くらいだったので、手持ちの工具とかぶってしまうものもあるけど、必要なものだけバラで買うのと数百円しか変わらないからまあいいかと思っていたのですが、その後徐々に値上がりし、筆記試験の時期には10,400円くらいになってしまいました。その後も値下がりする気配はなかったので(結局技能試験の直前まで同じくらいの値段でした。)、なるべく手持ちのものを利用して、必要なものだけバラで買うことにしました。
【ストリッパー】
・ホーザン P-958 (Amazonで購入 ¥3,009)
言わずと知れた技能試験受験者必携のストリッパー。
スケールが表面にしかないので、スケールが見えない向きに持ってしまったときは持ち替えないと長さが測れません(ホーザン動画の中の人も頻繁に持ち替えていました)。そこで、裏面にもシース剥き用の50mm、100mmと、心線剥き用の10mm、20mmのスケールをペイントマーカーで書き込みました。
それから、はじめのうちは心線を剥くときに凹んだ部分じゃないところで噛んでしまって心線を傷つけたりしたので、使用頻度の高い1.6mm用の凹部にペイントマーカーで印をつけています。
打ち抜きの金属板を支点でネジ止めしてでできているので、ペンチのような剛性はありません。2本いっぺんにのの字曲げすると時々ぐにゃっと工具の先端がねじれて銅線がうまくつかめない感じになることがあります。また、ホーザンの動画みたいに2.0-3Cのような太いケーブルをバッツンバッツン切っていると、支点が緩んでしまうと思います。
VVF2.0-3Cのシースや、EM-EEF 2.0-2C(エコケーブル)のシース及び心線は、うまく切れずに剥きづらいことがよくあります。このとき特にシースの場合、切れていないからといってこじってしまうと心線被覆に傷がついてしまうので、引っ張っても剥けない時は、こじらずに、指やペンチでひねって被覆をねじ切るようにするといいです。
【圧着工具】
・エビ AK17MA2 (Amazonで購入 ¥3,878)
中スリーブまで圧着可能な小型圧着工具。ホーザンの同等品のP-737よりも1,000円以上安いです。
これもはじめのうちスリーブをはさむ凹みの位置が分かりづらかったのでマーキングしました。
小スリーブは片手で圧着可能ですが、中スリーブはハンドルが目いっぱい開いた状態から閉じるのにかなり力が必要なので、自分は両手じゃないと操作できませんでした。
【ペンチ】
・フジ矢 1050-175 (175mm) (Amazonで購入 ¥1,737)
ケーブルの切断にはやっぱりペンチを使うべきでしょう。DK-18のようなセットものにもペンチが入っていますが、このフジ矢のペンチは、ケーブル切断だけではなくちょっと便利に使えるというのがセットものを買わなかった理由の一つです。
ホーザンの動画の方式だと、ジョイントボックス部の心線はすべて20mm剥いておいて、差し込みコネクタで接続する部分は12mmにカットするのですが、このペンチは厚みが12mmなので、刃を上向きにして下側を被覆に合わせると、2~3本まとめて簡単に12mmにカットできるのです。
間違えて刃を下向きにしてカットしようとしたことが何度かあったので、刃の向きを簡単に確認できるように、上向きのときに手前に見える側に「12」と書いています(反対側には「0」と書いてあります。)。
(つづく)
最初はセットものの定番、ホーザンのDK-18を買うつもりでした。受験申し込みをした6月くらいから値段をウォッチングしていると、最初9,400円くらいだったので、手持ちの工具とかぶってしまうものもあるけど、必要なものだけバラで買うのと数百円しか変わらないからまあいいかと思っていたのですが、その後徐々に値上がりし、筆記試験の時期には10,400円くらいになってしまいました。その後も値下がりする気配はなかったので(結局技能試験の直前まで同じくらいの値段でした。)、なるべく手持ちのものを利用して、必要なものだけバラで買うことにしました。
【ストリッパー】
・ホーザン P-958 (Amazonで購入 ¥3,009)
言わずと知れた技能試験受験者必携のストリッパー。
スケールが表面にしかないので、スケールが見えない向きに持ってしまったときは持ち替えないと長さが測れません(ホーザン動画の中の人も頻繁に持ち替えていました)。そこで、裏面にもシース剥き用の50mm、100mmと、心線剥き用の10mm、20mmのスケールをペイントマーカーで書き込みました。
それから、はじめのうちは心線を剥くときに凹んだ部分じゃないところで噛んでしまって心線を傷つけたりしたので、使用頻度の高い1.6mm用の凹部にペイントマーカーで印をつけています。
打ち抜きの金属板を支点でネジ止めしてでできているので、ペンチのような剛性はありません。2本いっぺんにのの字曲げすると時々ぐにゃっと工具の先端がねじれて銅線がうまくつかめない感じになることがあります。また、ホーザンの動画みたいに2.0-3Cのような太いケーブルをバッツンバッツン切っていると、支点が緩んでしまうと思います。
VVF2.0-3Cのシースや、EM-EEF 2.0-2C(エコケーブル)のシース及び心線は、うまく切れずに剥きづらいことがよくあります。このとき特にシースの場合、切れていないからといってこじってしまうと心線被覆に傷がついてしまうので、引っ張っても剥けない時は、こじらずに、指やペンチでひねって被覆をねじ切るようにするといいです。
【圧着工具】
・エビ AK17MA2 (Amazonで購入 ¥3,878)
中スリーブまで圧着可能な小型圧着工具。ホーザンの同等品のP-737よりも1,000円以上安いです。
これもはじめのうちスリーブをはさむ凹みの位置が分かりづらかったのでマーキングしました。
小スリーブは片手で圧着可能ですが、中スリーブはハンドルが目いっぱい開いた状態から閉じるのにかなり力が必要なので、自分は両手じゃないと操作できませんでした。
【ペンチ】
・フジ矢 1050-175 (175mm) (Amazonで購入 ¥1,737)
ケーブルの切断にはやっぱりペンチを使うべきでしょう。DK-18のようなセットものにもペンチが入っていますが、このフジ矢のペンチは、ケーブル切断だけではなくちょっと便利に使えるというのがセットものを買わなかった理由の一つです。
ホーザンの動画の方式だと、ジョイントボックス部の心線はすべて20mm剥いておいて、差し込みコネクタで接続する部分は12mmにカットするのですが、このペンチは厚みが12mmなので、刃を上向きにして下側を被覆に合わせると、2~3本まとめて簡単に12mmにカットできるのです。
間違えて刃を下向きにしてカットしようとしたことが何度かあったので、刃の向きを簡単に確認できるように、上向きのときに手前に見える側に「12」と書いています(反対側には「0」と書いてあります。)。
(つづく)
ノイズ キャンセリングイヤホン TaoTronics TT-EP002 購入 [PC, AV]
通勤時にノイズキャンセリングイヤホンを使っています。
ソニーのMDR-NC33Bという有線タイプの安物(¥5,830)を5年くらい使っていたのですが、経年劣化で硬化したケーブルが首や顔に当たって鬱陶しい感じになってしまったので、買い換えることにしました。
携帯ラジオにも使いたいので有線式がほしいのですが、最近はBluetoothの無線式が主流となっていて、国内メーカで手ごろな価格の有線式となるとオーディオテクニカのくらいしか選択肢がありません。しかし、ググってみると、中国メーカであれば安価で性能もまあまあなものがいくつか発売されているようです。
そこで選んだのが、TaoTronicsのTT-EP002(¥3,999)。
ソニーのMDR-NC33B(左)が単四電池1本駆動なのに対し、TaoTronicsのTT-EP002(右)はUSB電源による充電池駆動なので、コントローラが小型かつ軽量になっています。コントローラやイヤホン部の材質は、ソニーがもろプラスチックなのに対し、TaoTronicsはアルミ製で多少高級感があります。
ケーブルの長さはこんな感じで、TaoTronics(下)のほうがコントローラとイヤホン部との距離が短いです。また、TaoTronicsのほうがケーブルが細いので耐久性に少し不安があります。
使用感ですが、総合的なノイズキャンセリング性能はTaoTronicsのほうが上だと感じました。スイッチを入れると電車内の「ゴーッ」という低周波域の騒音はほぼ抑圧され、音楽を聴くと、ソニーよりもダイナミックレンジが広がった印象を受けました。ただ、線路の継ぎ目の「カタンカタン」という音や、レジ袋をガサガサする音などの高周波域の騒音に対する効果はあまりないようで、低周波域の騒音レベルが低いだけに余計に高周波域の騒音が目立つことになります。これはソニーのほうでは感じなかったことです。たぶん両者のノイズキャンセリング効果の周波数特性はこんな感じになっていて、
ソニーのほうはそこそこのノイズキャンセリング効果を広帯域で効かせているのに対して、TaoTronicsのほうは航空機の機内のような低周波域のノイズで最大のキャンセリング効果を得ることに重点を置いているものと思われます。音質はソニーよりもメリハリが利いていて元気がいい音がしますが、低音がブンブン鳴る感じがするのが少し残念です。
また、屋外で風が強いと、ノイズキャンセリングがオンの状態では風切り音を拾ってしまってかなり雑音が入ります。これもソニーでは無かったことです。それから、ノイズキャンセリングオフ時にはオン時よりもノイズレベルが上がるので音量は上げるべきだと思うのですが(ソニーはそうでした。)、TaoTronicsはオフにするとオンのときよりも音量が下がってしまうのも不自然な感じがします。
あと、コントローラにクリップが付いていないので、走ったりすると、いくら軽量とはいえ、耳に全重量が掛かってしまい結構負担です。そこで、IDカードなんかを首からぶら下げるホルダーに付いていたクリップを失敬して、接着剤でコントローラに取り付けてみました。
これで耳に重量が掛からなくなり快適に使用できるようになりました。
文句ばかり書いてしまいましたが、総合的に見て値段の割りにノイズキャンセリング機能は高く、コストパフォーマンスに優れた製品だと思います。
<追記>
充電は、週5日、往復2時間の通勤時に使用するペースで7日くらいの持ちです。ソニーのMDR-NC33Bは単四電池1本で1ヶ月は使用できたのと比較すると管理が少しわずらわしくなりました。
ソニーのMDR-NC33Bという有線タイプの安物(¥5,830)を5年くらい使っていたのですが、経年劣化で硬化したケーブルが首や顔に当たって鬱陶しい感じになってしまったので、買い換えることにしました。
携帯ラジオにも使いたいので有線式がほしいのですが、最近はBluetoothの無線式が主流となっていて、国内メーカで手ごろな価格の有線式となるとオーディオテクニカのくらいしか選択肢がありません。しかし、ググってみると、中国メーカであれば安価で性能もまあまあなものがいくつか発売されているようです。
そこで選んだのが、TaoTronicsのTT-EP002(¥3,999)。
ソニーのMDR-NC33B(左)が単四電池1本駆動なのに対し、TaoTronicsのTT-EP002(右)はUSB電源による充電池駆動なので、コントローラが小型かつ軽量になっています。コントローラやイヤホン部の材質は、ソニーがもろプラスチックなのに対し、TaoTronicsはアルミ製で多少高級感があります。
ケーブルの長さはこんな感じで、TaoTronics(下)のほうがコントローラとイヤホン部との距離が短いです。また、TaoTronicsのほうがケーブルが細いので耐久性に少し不安があります。
使用感ですが、総合的なノイズキャンセリング性能はTaoTronicsのほうが上だと感じました。スイッチを入れると電車内の「ゴーッ」という低周波域の騒音はほぼ抑圧され、音楽を聴くと、ソニーよりもダイナミックレンジが広がった印象を受けました。ただ、線路の継ぎ目の「カタンカタン」という音や、レジ袋をガサガサする音などの高周波域の騒音に対する効果はあまりないようで、低周波域の騒音レベルが低いだけに余計に高周波域の騒音が目立つことになります。これはソニーのほうでは感じなかったことです。たぶん両者のノイズキャンセリング効果の周波数特性はこんな感じになっていて、
ソニーのほうはそこそこのノイズキャンセリング効果を広帯域で効かせているのに対して、TaoTronicsのほうは航空機の機内のような低周波域のノイズで最大のキャンセリング効果を得ることに重点を置いているものと思われます。音質はソニーよりもメリハリが利いていて元気がいい音がしますが、低音がブンブン鳴る感じがするのが少し残念です。
また、屋外で風が強いと、ノイズキャンセリングがオンの状態では風切り音を拾ってしまってかなり雑音が入ります。これもソニーでは無かったことです。それから、ノイズキャンセリングオフ時にはオン時よりもノイズレベルが上がるので音量は上げるべきだと思うのですが(ソニーはそうでした。)、TaoTronicsはオフにするとオンのときよりも音量が下がってしまうのも不自然な感じがします。
あと、コントローラにクリップが付いていないので、走ったりすると、いくら軽量とはいえ、耳に全重量が掛かってしまい結構負担です。そこで、IDカードなんかを首からぶら下げるホルダーに付いていたクリップを失敬して、接着剤でコントローラに取り付けてみました。
これで耳に重量が掛からなくなり快適に使用できるようになりました。
文句ばかり書いてしまいましたが、総合的に見て値段の割りにノイズキャンセリング機能は高く、コストパフォーマンスに優れた製品だと思います。
<追記>
充電は、週5日、往復2時間の通勤時に使用するペースで7日くらいの持ちです。ソニーのMDR-NC33Bは単四電池1本で1ヶ月は使用できたのと比較すると管理が少しわずらわしくなりました。
第二種電気工事士平成29年度下期技能試験を受けてきた [電気工事士]
本日12月2日、第二種電気工事士の技能試験を受けてきました。
予想が当たってしまって、埼玉では、接続箇所10ヶ所(候補問題の平均は6くらい。)+アウトレットボックスという組み合わせで作業量では候補問題中最凶とされるNo.7が出てしまいました。4路スイッチは高価なので出題されないだろうという意見が多かったので意表を突かれた方も多かったかも知れません。
自分としては、No.7の方が、リングスリーブ中の接続があるNo.11とか、剥きにくい2.0-3Cが2本必要でその硬い芯線を何本も端子台に接続しなくてはならないNo.4とか、露出型コンセントがあるNo.6よりは、ましだったかな。
No.7は作業量は多いけど各作業自体は難しいものではなく、回路的には、左の3路スイッチの0番が電源に、右の3路スイッチの0番がレセプタクルに接続されていれば、4路スイッチの左側端子と右側端子に同じ3路スイッチからの電線をまたいでつなぐことさえしない限り、2つの3路スイッチと4路スイッチとの接続は、どうつないでも正解なので。
会場は大宮駅近くのJA共済埼玉ビル。事前にホームページを見ると貸し会議室として3人掛けの机が並んでいる画像があったのでこれを2人で使用するのだろうと予想していたところ、実際にそうでした。机が狭そうな埼玉大学じゃなくて本当によかった。
机は奥行50cmくらいはあったのでそんなに狭さは感じませんでした。古い建物なので会議室内に数ヶ所柱が立っているのですが、その柱ぎわの机については1人掛けになっていたので、その席に当たったラッキーな人は、机を独り占めできてうらやましかったです。
難問だと分かっても愚痴や文句を口に出す人もなく、フライングして試験官に警告されるようなDQN風味の人もなく、落ち着いた雰囲気で試験は粛々と進みました(受験者は必死ですがw)。材料の追加支給を受けている人もいなかったようです。手数が多い問題だったので終了間際まで作業音がしていましたが、自分の周りの人は結構完成している人が多かったようでした。
自分はというと、4路スイッチと3路スイッチの接続方法は自由度が高いだけに線の色分けをどうするかいつも悩んでしまい、今回も接続し始めてからこのほうが分かりやすいんじゃないかと複線図に記入した色分けを書き直したりしてしまいましたが、一応完成できました。ゴムブッシングがずれてなかったかとか、スイッチが連用枠にきちんと固定されていたかとか、チェック不足で細かい点で不安は多々ありますが、結果を待ちたいと思います。
予想が当たってしまって、埼玉では、接続箇所10ヶ所(候補問題の平均は6くらい。)+アウトレットボックスという組み合わせで作業量では候補問題中最凶とされるNo.7が出てしまいました。4路スイッチは高価なので出題されないだろうという意見が多かったので意表を突かれた方も多かったかも知れません。
自分としては、No.7の方が、リングスリーブ中の接続があるNo.11とか、剥きにくい2.0-3Cが2本必要でその硬い芯線を何本も端子台に接続しなくてはならないNo.4とか、露出型コンセントがあるNo.6よりは、ましだったかな。
No.7は作業量は多いけど各作業自体は難しいものではなく、回路的には、左の3路スイッチの0番が電源に、右の3路スイッチの0番がレセプタクルに接続されていれば、4路スイッチの左側端子と右側端子に同じ3路スイッチからの電線をまたいでつなぐことさえしない限り、2つの3路スイッチと4路スイッチとの接続は、どうつないでも正解なので。
会場は大宮駅近くのJA共済埼玉ビル。事前にホームページを見ると貸し会議室として3人掛けの机が並んでいる画像があったのでこれを2人で使用するのだろうと予想していたところ、実際にそうでした。机が狭そうな埼玉大学じゃなくて本当によかった。
机は奥行50cmくらいはあったのでそんなに狭さは感じませんでした。古い建物なので会議室内に数ヶ所柱が立っているのですが、その柱ぎわの机については1人掛けになっていたので、その席に当たったラッキーな人は、机を独り占めできてうらやましかったです。
難問だと分かっても愚痴や文句を口に出す人もなく、フライングして試験官に警告されるようなDQN風味の人もなく、落ち着いた雰囲気で試験は粛々と進みました(受験者は必死ですがw)。材料の追加支給を受けている人もいなかったようです。手数が多い問題だったので終了間際まで作業音がしていましたが、自分の周りの人は結構完成している人が多かったようでした。
自分はというと、4路スイッチと3路スイッチの接続方法は自由度が高いだけに線の色分けをどうするかいつも悩んでしまい、今回も接続し始めてからこのほうが分かりやすいんじゃないかと複線図に記入した色分けを書き直したりしてしまいましたが、一応完成できました。ゴムブッシングがずれてなかったかとか、スイッチが連用枠にきちんと固定されていたかとか、チェック不足で細かい点で不安は多々ありますが、結果を待ちたいと思います。